【千葉 弁護士】認知症と口座のネット管理の手ごわさ

query_builder 2023/09/28

某金融機関の口座で本人がネット管理してきたものについて、成年後見の届出をしようとした際の話ですが、これがなかなか手ごわいのです。

通常だと、通帳の再発行、代理人カードの作成、取引明細書や残高証明書の発行が同時に窓口でできるのですが、

通帳不要型でネット管理していたものについては、まず発行した通帳が2週間後に届き、その通帳をもって代理人カードの作成や後見の届出の手続がはじめてできるということでした。

通帳が届けば窓口でお金を引き出すことはできるようなのですが、なかなか時間のかかるものです。


例えば、後見の申立てをしようと思い立ってから3週間後に申立てを行ったとします。

申し立ててから1週間で後見開始の審判が下りたとしましょう。

審判書が送達されてから2週間後に審判が確定し、確定証明書が取れるようになります。

そこからすぐに窓口に行き、2週間で通帳が届きます。

こういった例で見てみると、本人しか動かせないネット管理の口座のお金を引き出せるようになるまで、ざっと8週間かかることになります。

そこが家族の生活口座だと、2か月ほど生活費が動かせないことになりそうです。

代理人カードを待つことになると、さらにプラス2週間。


これはとある一金融機関の話です。通帳不要型の口座は利用している本人が元気な間は便利ですし、金融機関の手間も省けそうですが、いざ病気やけがをして本人が口座を動かせない状態になると、なかなかどうして手続きが手大変なものですね。


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