【千葉　弁護士】後見制度支援信託という制度があります | 千葉の弁護士なら紫水法律事務所 | ブログ

成年後見人が被後見人の財産を横領するといった事件を見かけます。

弁護士や司法書士などの専門職の後見人でもこのようなニュースを見かけることがあります。

お客様から、成年後見人というと不祥事のイメージがあるなんてことを言われたこともあります。

通常はそういうことが起こらないシステムができているとその都度ご説明していますが、悪事は目立つのでそのお気持ちはわかるような気がします。

成年後見制度につき、不祥事が起こらないように、裁判所も弁護士会も司法書士会も、対策を次々講じています。

その中のひとつが、後見制度支援信託です。

被後見人の財産が多い場合に、裁判所の指示で、通常生活に必要とされそうな金額以外はまとめて金融機関などの信託口座にいれてしまうのです。

信託したお金は厳格な手続きを経ないと使えなくなるため、後見人の横領を防ぐことが期待されています。

こういった不正を防ぐシステムはいくつも講じられているので、皆さんに後見制度を安心して利用していただくため、他にも紹介できたらと思います。